衣笠城址追手口

 追手口とは「大手口」の事で、正面入口のことである。
高速道路を作るときに、衣笠山は随分と削られてしまったが、こうして石碑が残っている。

衣笠城を描く古い絵図をみると、大手口には鳥居のような門が設けられている。そしてその奥にもいくつか門がある。門を通って奥に進むにつれて、坂は急になっていき、最後には「馬返しの坂」と呼ばれていた。多分、馬がひっくり返るぐらい急な坂という意味だろう。鵯越の逆落としで先陣を切ったのも頷ける。

現在は大善寺のあたりまで住宅が並んでおり、道も整備されてはいるが、だんだんと急勾配になっていく様子は健在で、徒歩で衣笠城を目指すのなら、この追手口跡で一度気合を入れておくと良いだろう。そして「当時は、これで切り崩したような山道だった」と思いを馳せていただければ幸い。

ちなみに、正面入口であるこの追手口は、高速道路で削られてしまっているが、裏口である搦手口は当時の名残がまだある。しかしここ以上に険しい道なので、更に覚悟が必要。さすが、鎌倉時代最強の武士集団だった三浦一族の本拠地である。

アクセス:
京急横須賀中央駅 バス停5番乗り場から 衣笠城址で下車徒歩10分
大多和街道入口付近

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