不動井戸

 728年、民衆に仏教を広める為にこの地を訪れた行基は、不動明王像を祭ろうとした。しかしそのお祓いの水がなく困ってしまい、杖で岩を打った。するとそこから清水が湧き出て泉となった、と言われている。

その後、平安中期に三浦一族がこの地を本拠地とし、衣笠城が建てられて以来、この泉は重要な生活用水となった。そしていつの頃からか「不動御手洗池」「不動井戸」と呼ばれるようになった。

現在はコンクリートとフェンスで覆われていて、直接汲み上げる事はいようだが、バケツが並んでるのがいつも気になる。パイプも突っ込まれている所をみると、今でも現役で生活用水なのだろうか?

平安後期、三浦義明の代では湧水が病や傷に良いということで湯治場を作り、修行に疲れた一族郎党たちの体を癒したという。衣笠山の湧水の湯治場は今でも使われているようで、衣笠山の麓には天然湧水を使った温泉旅館(衣笠温泉)もある。温泉のみの利用はできないようだが、部屋での休憩や食事もできるし、口コミも上々なのでいつか行ってみたい。そして三浦義明とその一族に思いを馳せてみよう。

アクセス:
京急横須賀中央駅 バス停5番乗り場から 衣笠城址で下車徒歩15分

大善寺の手前

 

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